翌朝、ＨＰで再確認したところ、渋滞は矢板を先頭に５４キロにつながっていた。それでも、福島に入ればなんとかなると甘い考えのもと、６時半に出発。高速入り口手前の道路の電光掲示板に、「須賀川を先頭に１１キロ渋滞」と表示されていたが、ここまできたら乗るしかないと、インター入り口へ。那須インターのゲートを通過し、ループ橋から下り線を覗くと！！とんでもない渋滞になっていた。いやな予感は的中、再度の警告があったのにもかかわらず、大丈夫だろうと自分勝手な判断をしたつけがきた。

この渋滞では、この先ずっと渋滞なのは目に見えているので、仕方なく次のインターで降りて、下で行く事に即決。次のインターは白河だが、普段なら１０分少々で行く所、この日は４０分以上かかって、ようやく降りられた。４号線が意外と空いていたので、そのまま行こうとも思ったのだが、今度こそは冷静に考えて、なるべく高速から遠いルートを通った方が安心と判断。Ｒ２８９〜Ｒ３４９というルートに決定し、後は、知らない町並を眺めながらのんびり走ろうと、気持ちを切り換える。

遠回りしたこともあり、相馬に着いたのは１１時半、普段の倍かかってしまった。もし、来年以降、このＨＰを見る機会があったら、２度と同じ失敗をしないように！！

まずは、近況を聞くために「どんこ」へ。今回は、夜のスズキがメインなのだが、他の空いた時間はどうするかは決めてなかった。いつもなら、昼間は暑くて釣りなどしないのだが、今日はお昼でも２２℃！！いったい、季節はいつなの？と思うぐらいの寒さなのだ。こんな涼しい状況で釣りをしないのはもったいないので、情報収集はしっかりしておく。

現場に着くと、釣り人も、泳ぐ人も誰もいない。これはラッキーと、すぐに車を止め、ウェーダーを履きブレイクを目指して歩く。河口は砂が流されていて遠浅で、１０ｍ進んでもほとんど水深が変わらない。川の溝が蛇行し、堤防にぶつかった所で堤防に沿って沖まで続いているようである。水深の浅い所を見つけながらどんどん沖に向かうが、腰ぐらいまでの深さにきた所で、波が来ることもありストップ。大潮のど干潮なら、もっと沖まで行けるのだろうが、今日は下げ量が少なく、ブレイクまでにはちょっととどかないようだ。

とりあえず今日購入したオンデオンダの２３ｇを投げて探る。フルキャストした辺りが着底まで時間がかかるので、そこがブレイクか？巻き始めると、すぐに底を引きずるので、たぶんそうだろう。１時間半ほど放射状にキャストしてみるものの、なんの反応もなく、終了。

夕飯までの時間は、南防の様子を見に行くことにした。とりあえずテトラ際を探れるようなタックルを持ち、現場に向かう。
現場は、波っ気があり、サラシもあちこち出来ていた。が、海草やらゴミやらが多く、実際１キャスト毎にゴミが引っかかり釣りどころではない。仕方なくテトラ側をあきらめ、内側をバイブレーションで攻めるものの、何の反応も無し。夕飯の時間になったのでいったん帰り、夜は、いよいよメインのスズキ狙いである。

釣り場にはやはり釣り人はいなかった。これで思う存分釣りが出来ると、ゆっくりタックルをセットし、釣りを開始する。今日は前回の２匹バラシの失敗から、ラインをナイロンに変えた。これで、いつヒットしても大丈夫とバイトを待つのだが、一向に来ない。ナイロンのために、ルアーが底に触ったのかも、はっきりわからない。ただ、ルアーを巻いたときの抵抗が少ないのはわかった。小潮のために、前回ヒットさせた時よりは、流れが弱いようである。

結局、２２時半までルアーをいろいろ変えてやってみたが、バイトは無く、雨足も強くなってきたので、終了とした。