釣行日 | 天気 | 場所 | 時間 | 気温 | 水の色 | 風向き |
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12月9日(日) | 快晴 | 伊師浜海岸 | 5:40〜8:30 | 4〜7℃ | 澄み | 北西・やや強い |
今日も4時前に家を出発。天気予報では波高が2メートルと凪ではないようだが、はたして実際は。5時半前に現着。
車は既に2台駐車してあり、タックルセット中に更に3台着いた。すばやく身支度をし、海岸へ向かう。まだ暗く、海は見えないが、波の音を聞く限りでは、穏やかではないようだ。波打ち際に着き、波の高さを薄明かりのなかで確認するが、沖から波が立っており、荒れているようす。それでもやってみなけりゃわからないので、アイルDBをセットし、キャスト開始。まだ暗いせいか、だれも釣り始めてないようなので、今日は河口脇からおおざっぱに攻めてみることにした。 しばらくバイトがないまま、2週間前にヒラメをヒットさせたポイントへ。が、ここで事件が。工事用の鉄の壁が立っていて、流れが少し変わっているようなのだ。テトラ裏からジグヘッドをキャストしてみるが、払い出しがはっきりしてないようで、バイトもなかった。仕方なく新しい払い出しを見つけるため、鵜の岬方面に移動することに。 移動方向へ目をやると、波高が他より低く、さざ波が立ってる場所を見つけた。既に3人の釣り人がその場所でルアーを投げてたので、そこに着くまでにルアーを投げながら移動し、場所が空くのを待つ。しばらくして、1人戻ってきたので、その場所にはいる。戻ってきた人に「どうですか?」と聞くと、「駄目です」との返事。ルアーはミノーだった。 釣りをしながら周りをキョロキョロ見まわしてみると、今日はカモメが水面を意識しながら飛んでいる事に気付く。鵜も2羽ほど水面をぷかぷか。先週までには見られなかった状況だ。ベイトが多い証拠か。 水深があまりない感じがしたので、タイドミノースリムにチェンジし払い出しを攻める。思ったより勢いよく沖に流れが出来ているようだ。メソッドはただ巻きだが、バイブレーションを引くような早さで巻く。すると、6時33分、いきなり「ゴンッ」とヒット。波間に魚形が確認でき、たいした大きさでない事はわかった。後は寄せ波に乗せてランディングと思ったとたん、波打ち際で引くこと引くこと。結局、自分から魚に近づき、最後は波に乗せて、ランディング。 |
上がってきた魚は、これ、イナダだった。体長は30cm強だが、引きの強さには正直驚いた。フックは口には掛かってなかったが、ミノーのどこかに噛みつき、その時フックが体に触れて、このような掛かり方になったのだと思う。ルアー情報のHPに、浜でイナダが釣れると書いてあったが、まさにそれが証明された。夏に相馬であれだけ苦労して釣れなかった魚が、ミノーにでいとも簡単に釣れてしまうとは。写真撮影後リリース。 その後、イナダならジグにチェンジした方がいいかとも考えたが、ここは釣れたルアーをしばらく使ってみることに。すると、6時46分にヒット。魚形からイナダだと確信し、やや強引に寄せてきたら、引き波まかれてバレてしまった。バイトの感じはヒラメっぽかったので、もしかしたらヒラメだったかな? 2匹ヒットしたので、もうしばらく粘ることに。時折イナダのような魚の跳ねがみられたので、群れでこの流れのなかに固まっているのかもしれない。払い出しの流れの移動に沿って自分も移動しながら潮をよく観察すると、浅瀬の底が波で削られて、濁った流れが出来ていたので、そっちはどんな感じだろうと投げていると、6時51分「ゴンッ」と同時に「バシャッ」とジャンプ。間違いなくフッコorスズキだ。これは逃がしてなるものかと、慎重に寄せてくる。さっきのバラシが教訓となり、引き波ではリールを巻かずに耐える。そして、寄せ波のときにいっきに浜にずり上げた。 |
口をバス持ちし、浜の上まで駆けあがり採寸。体高があり、銀ピカの外洋特有の魚体にしばし見とれた。サイズは62cmと体高のわりには小さく感じられたが、それでも、浜では去年の10月以来のスズキだったので、嬉しかった。写真撮影後、キープも考えたが、リリース。 |
スズキヒット直後に撮影したヒットポイント。払い出しの右手が浅瀬で左手がやや深いと思う。浅瀬の波が底を削り濁りを発生させ、払い出しを境に色がくっきりわかれている。この濁りがスズキの警戒心を解き、ルアーをバイトさせてくれたのだろう。また、払い出しがカケアガリとなり、魚を定位させる理由になっているのだとも思う。 この写真を撮影してからものの10分ぐらいで、海が急に荒れだし、釣りにならなくなった。8時半まで粘ったが、その後のバイトはなく、伊師浜海岸を後にする。 伊師浜海岸での自分以外の釣果は、ヒラメをストリンガーにぶら下げている人が1人居ただけだった。 その後、9〜10時までを川尻漁港で、10〜11時までを高浜海岸で狙ってみたが、バイトひとつなかった。しかし、川尻漁港ではイナダが港内に単発で入ってきてボイルしたり、高浜でも小さなベイトが確認できたので、タイミングさえ合えば、何かしらの反応があったはず。 |
<使用タックル>
PF−Z 1103TMLSF+シルバースレッド20LB+ナイロン25LB+タイドミノースリム