釣行日 | 天気 | 場所 | 時間 | 気温 | 水の色 | 風向き |
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2月3日(日) | 雨 | なら山沼漁場 | 12:00〜16:30 | 4℃ | 薄濁り | 北・弱い |
リベンジならず、天気だけじゃないのね
今日は9時ごろから雨になり用事が早く済んだので、午後からは昨日イトウが放流されたはずのなら山沼へリベンジ。タックルもそのままにしてあったので、10時半には家を出発することができた。しとしと雨が、午後からは嵐になってくれる事を期待しつつ、釣り場へ。 途中、裏道を使ったこともあり、12時10分前になら山沼に到着。釣り人は思っていたぐらいの数(ざっと50人)だったが、まんべんなく散っていて、魚にはちょっとプレッシャーになるかな。入漁券を購入し、イトウの放流されている下の池の、最下流部へ入る。 まずは様子を見るということで、バスロッド6ftMLでファイヤーライン16lb+タフロン2.5号をリーダーにした、海で使ったそのまんまのラインにザウルスのT−REX9cmを結びスタート。パンパンと2回ジャークの2秒ポーズといった感じで攻めてみると、ほどなくブルックキャッチ。その数分後にももう1匹キャッチ。周りに明かにイトウ狙いというアングラー4〜5人いる中で、この釣れ方ならなんとか顔が見られるかなと、期待が膨らむ。 パニッシュ7cm、5cmでも反応が良いのだが、釣れるのはブルック、シルバー、サクラばかり。肝心のイトウはチェイスもない。同じ釣り方の中学生ぐらいの釣り人に、「今日は何匹か上がったの?」と尋ねると、「今日は1匹も上がってないです」との返事。そのあとに、「昨日は7本上がったよ」という事だった。やはり、放流直後は釣れちゃうんだよなぁ。昨日は晴天、ポカポカ陽気で、普通は釣れない日なのだが。 14時まで場所を移動しながら攻めるも、依然イトウの姿は見えず。ここで一旦コーヒーブレイク。ちょうど車の前でミノーで釣りをしている少年に、また話しかけてみると、昨日釣れた場所を教えてくれた。場所は、事務所前の板の張ってある所と、その対岸にある、凹状にへこんだ場所。対岸のほうが数は上がったらしい。ヒットルアーを聞いた所、そこまではわからないと言っていた。でも、その場所は、いつも釣れる場所なんだそうである。特に対岸は、ただ巻きで釣れてしまう場合が結構あるそうな。おととい見たときは、あまりいい場所のような印象はもたなかったが、カケアガリになっていて良いんだそうだ。 釣りを再開してからも依然釣れるのは、ブルック、シルバーばかり。まあ、釣れないよりはましなのだが。ヒットするパターンも、おとといとだいたい同じで、激しく、連続したジャークではヒットせず、水面に浮いたラインを、パシッと張る感じでジャークさせると反応がいい。サイズは7cm〜9cmで、浮力の強いものがいいようだ。他のアングラーは、9cm前後のミノーを多く使っていた。 15時からは、マイクロスプーンも試してみる。昨日、バリバスのスーパートラウトアドバンスの3lbを巻いてきたので、どんな感じか試してみたかったのだ。このラインは3lbで0.6号の太さなので、ディックナイトのような超軽量のスプーンを投げるには、ちょうどいいのではないかと購入したのだった。普通、0.6号は2lbなので、ビッグフィッシュが釣れると、獲るまでが心配なのだが、3lbならまず大丈夫なはず。たぶん、デカイのは釣れないと思うが、どれだけ飛ぶか、試してみた。 グラスロッドでフルキャストしてみると、なかなかいい感じで飛んでいく。張りもあって、いい感じである。このラインで2lbの0.4号もラインナップされているのだが、そこまでサイズを下げなくても、これで何とかいけそうだ。と、考え事をしながら巻いてくると、1投目から、いきなりバイトがあった。どうやら、ここまで小さいスプーンにはスレてないようである。 間もなく1匹キャッチ。その後も、ガンガンバイトがある。バイトの出方も、グウッと重みが加わる、この釣りでは教科書通りの出方である。30分ほどでやめてしまったが、キャッチした魚だけで5匹なので、これを続ければそうとうな数を釣る事が出来るだろう。でも、あくまで狙いはイトウなので、またミノーに切りかえる。 ざっと周りの状況であるが、はっきり言って釣れている。フライ、スプーンとも、そこそこである。池を1周してみても、ビクには魚がいっぱいだ。ルースニングの人、リトリーブの人、共にである。天気的には、釣り日よりには間違いないようだ。それとも、放流量が単に多いだけ? |
16時を過ぎ、周りも薄暗くなってきた。ここからは、ミノーで押し通す。何人かの釣り人が帰り、その空いた場所に入りながらジャーク。でも、釣れるのはやっぱり同じ。特に、ツインクルの9cm?を水面近くで弱々しくトゥイッチすると、ローリングしながらヒラを打つ動きが絶妙で、サクラ、シルバーがたまらず飛びつく。テールのフックにばかりヒットしたので、高活性ではないはずだが、そんな時でも釣れてしまうバルサミノーの実力を見た。 |
結局、最後まで粘るも、イトウの顔を見ることは出来なかった。天気が悪けりゃ楽勝かとも思っていたが、同じ釣り方のアングラーが多いと釣れないといった、人のプレッシャーも頭に入れておかないといけないと感じた。また、ミノーのジャーク一辺倒ではなく、周りで釣れてないのなら、クランクを引いてみるといった、ちがうアプローチで攻めないと、駄目だとも感じた。ミノーの実績が多いので、どうしてもそっちに頼ってしまうのだが、魚からみても同じルアーの動きにはスレるのだから、勇気を持って人と違う事をしないと、周りと同じ結果になるのは目に見えている。
これからは、もっとちがう視点で釣りをしなければいけないだろう。それは、実績のない釣りを続ける事で、辛い釣りになるだろう。しかし、今日のように、単に自分が得意だからという理由だけで得意な釣りを押し通してみた所で、さほど周りと結果が変わらないという状態を打破するためには、仕方のないこと。お金を払って釣っているのだから、楽しまないとという面もあるが、小さい魚ばかり沢山釣っても、満足感がないといのも事実。狙って獲るためには、少しばかりの勇気と、忍耐が必要なのかもしれない。それとも、いっそのこと数釣りに狙いを変更した方がいいのかなぁ。 |
<使用タックル>
ミノー → SR6F−702+プラッギン6lb
マイクロスプーン → リバティ5.6ft+スーパートラウトアドバンス3lb