今週は晴れて暑くなったり雨で寒くなったりと天気は不安定、海も金曜日に通過した低気圧のために荒れ気味の様子。２２日の天気予報では曇り、波高はうねりありで２．５メートル後２メートル、茨城県北部に波浪注意報と浜の釣りには厳しい条件。それでも回復傾向でどこかしら釣る場所はあるだろうと今日も２時半に出発した。出発時の天気は小雨、気温１２℃。

波の様子を見に花貫川河口へ４時頃到着。天気予報はズバリ的中し、消波ブロックにはドバドバ波が被っていた。これでは釣りになりそうもないとわかってはいたが、やっぱり実際投げてみないと諦めがつかないので、伊師浜海岸でルアーを投げてみることに。いつもの場所に車を止め、浜へ。

浜はドバドバ状態に変わりはなかった。河口付近をとりあえず４０ｇのメタルジグで探るも、寄せ波が早く、まともにルアーが引けない。ここは水深が浅いので、深い場所へ移動して再びキャストするも結果は同じ。他に釣り人もなく、時間の無駄になるだけと開始２０分で見切る。

この荒れ具合では外海に面してる場所は全滅なので、釣りが出来る場所を探し川尻港へ。船道を覗くと先客はいないので、急いで準備をして船道へ。まずはジョイントアックス３/４にパワーシャッド５インチ(グロー）をセットし港内へフルキャスト。リフト＆フォールで探る。

開始５分で最初のバイト。ここでは遠目でのヒットの経験があるが、今日は手前でのバイトであった。ワームを確認すると、歯型がついており、フグやカニではない魚が噛みついたのは間違いない。それを見て魚のサイズが小さいと直感し、リグを１０ｇのジグヘッドにチェンジ。バイトのあった場所近くを再び探る。

すると１投目でまたバイト。しかし、乗らない。歯型をチェックするが、使い古しのワームのため、どの歯型が今のバイトの歯型かわからない。しばらく探るが、バイトはそれっきり。最近バイトすらなかった状況で、２度バイトがあってすんなり諦められるわけもなく、さらにライトリグで狙うべく車にタックルを取りに戻る。

８．６ｆｔにファイヤーライン１６ｌｂ、７ｇジグヘッドにグラスミノーＬ(グロー）というタックルでみたび挑戦。すると、これまた１投目でバイトがあった。しかし乗らない！なんで！！今度は歯型が付いてなく、ちょっと？？？であった。しばらくキャストを続けていると、投げ釣り師が釣ってる目の前でタックルをセットし始めた。何だこのおっさんと思いきや、やりやがった。自分がキャストした後を交差するように投げたのだ。その後に一言「交差しちゃったか？」だと。交差してるっつーの、この蛍光ラインの糸が見えねーんかっつうの！まったく。まあ、３度バイトがあって釣れなかったので、よっぽど小さい魚か、魚以外の何かだろうとなんとなく諦めがついたので、その場所は譲ることに。

おっさんの場所は散々攻めたので、今度は左から突き出てる堤防前の船道を狙う。ここは何かはわからないが、着底させると根掛かりする場所があるので、その何かに触る前にそれを乗り越えなければならない。といっても、どの辺にそれがあるかもわからないので、だいたいこの辺と思った所から着底させずにフワフワと手前にリトリーブすることにした。

開始から数キャスト目、何かを乗り越えようとリフトしてフォールした直後、｢ゴンッ」明確にバイトがあった。同じにグングン引き、ドラグを少し引き出した（緩めに設定してあるので）。この首振りからして、コチであると確信。顔を見るまではと慎重に寄せてくると、これがなんとクロソイであった。それもナイスサイズ。おとなしくなってから、ラインを持ってランディング。

リリース後しばらく粘ったものの、やっぱり最後は根掛かってしまい、ロストした所で終了。その後は漁港南部の浜で７時〜８時まで攻めてみたが、魚からの反応はなかった。ここは流れ込みが３ヶ所あり、海草もあり、コチにはいい感じなのだが、地元の投げ釣り師の話では、コチが釣れた話はあまり聞かないと言う。まあ、過去にもいい思いはしてないし、荒れた時しかやらないので、何とも言えないが。今日のところは、予想外の魚が釣れてボーズは免れたということで、これにて終了とした。