釣行日 | 天気 | 場所 | 時間 | 気温 | 水の色 | 風向き |
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11月2日(土) | 晴れ | 涸沼 | 5:00〜7:00 | 7℃ | 普通 | 北西・強風 |
デッドスローの勝ち 今日から3連休。昨日は雨で夜は霧、そのままの天気で早朝の冷えこみが和らぐと思われたが、3時過ぎに家を出ると星空だった。おまけにしっかり寒くてがっかり。このところの冷えこみで涸沼のシーバスも食いが悪かったようだが、ここ何日かで水温が安定し食いが戻ったとSさんよりメールが入った。海はまた例のごとく低気圧であれ模様、そうなったらここしかないでしょって事で今日も涸沼へ。 5時前に駐車場に着くと、既に1台の車が止まっていた。準備をして水辺に出ると先客2人、ひょっとしてKさん?と思ったが、車が違うんだよな〜と、声はかけずに葦際へ向かった。 5時過ぎにキャストを開始したが、この時間まだ暗い。だいぶ日が短くなったもんだ。周りは良く見えないが、ボイルはまだ起こってないようだ。下げの真最中のためか、かなりルアーが下流に流される。ややアップクロスに投げられるような位置に立ち、U字になるように意識してルアーを引いてくる。 東の空が明るくなりはじめると、葦の中にいた魚たちが団子になって沖に出るのをいくつも確認した。すると、それに同調するかのようにボイルもぼちぼち始まってきた。はは〜ん、フッコたちはこのタイミング狙って接岸するのか。ならば、遠投せずに近場で勝負。立つ位置も水際よりやや後ろに移動。 Kさんのメールでワンダーのジャークがいいとの情報をもらっていたので、ワンダー80にチェンジしボイル打ち。ロッドを立てチョンチョンとアクションさせるがこの手には乗ってこなかった。どうも、団子の移動スピードに合ってないんではないかと思い、K−TENチャートバックにチェンジ後スロー〜デッドスローで巻いてくる。
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この作戦が当たったようで、変えてすぐにヒット。ヒット場所もすぐ目の前なので、あまり慌てずに手前の葦に絡まれないように注意しながら寄せてくる。葦の隙間を通してズリ上げると、目測45センチのちょっと痩せ気味のアベレージサイズ。メジャーで測ると50センチであった。ヒットタイムは5:28。
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案外苦戦を予想していたが、いつも通りの釣り方で釣れてまずは一安心。しかし、ここからが問題。ここではまだ2匹以上釣った事が無いのだ。まだボイルは続いてるので、もう少し同じ場所で粘ってみる。 K−TENからメケメケへ。タダ巻きやジャークを繰り返すが、なんせ今日はじめて使うルアーだけに動きがよくわからん。こんなときは、自信をもって使えるルアーに限るとまたK−TENに戻す。といっても、今度はゴースト。実はさっき1匹目を釣る前に、シラス?かにか透明な魚がフックに刺さっていたのだ。それを見て、この色は効くと思ったし、実績もある。信じて投げる、これがいちばん。 キャストもアップクロスばかりでなく、ボイルを見てそこを打ったり、ダウンに投げたりといろいろ試すが、しばしノーバイトが続いた。6時近くなるとかなり明るくなり、上流にかなり人がいる事に気がついた。見える範囲で3人。そのうち一人が何かヒットさせた。周りが釣れている時は、まだチャンスはある。 いろいろ考え事をしながらも、この時間まだ葦のちょっと先で、ほぼ定位置でボイルしている場所が気になった。自分よりやや下流の位置であったためダウンクロスにキャスト、流れがあるのであまり巻かなくても動いてくれるはずと、ハンドルはほとんど巻かずに上流の釣れ具合を見ている時だった。「ゴンッ」と手元に衝撃がきた。
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こいつも手前でのヒット。ジャンプした時はさっきのサイズぐらいと思っていたが、少しドラグを出された。でも、無理する事はないので、やはり葦にだけ絡まれないように注意しながらズリ上げた。ムムッ、すこしサイズアップしているようだ。メジャーを当てるとジャスト60センチ、ギリギリスズキサイズをここにきてようやくキャッチする事ができた。ヒットタイムは5:55。
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この後6時を過ぎた頃からボイルも沈静化、鳥たちも気がつくと周りにはいなくなっており、時合が過ぎたと感じた。移動して様子をみようとかなり下流まで歩いてみたが、状況は同じ。アングラーが3人いたが、釣れてる様子はなかった。元の場所にもどり、エンゼルキッスを投げるが反応無し。上流の釣り人が帰ったので、そこに入りフラッシュミノー110でジャークしたりしたが、バイトは無かった。おそらく今日はこれで終わりだろうと、7時前に終了とした。 車に戻り後片付けをしていると、「おはようごさいます」とKさんが挨拶してくれた。やっぱり先客はKさんであった。状況を聞くと、Kさんはデカイのにブチ切られ、その後はコイが釣れたそうな。相棒の方はセイゴ1匹。他のアングラーは3人いて、うち1人が3匹釣ったそうだ。釣れ方は短時間にパタパタとまとめて釣れたようである。その方のルアーはK−TENのリップ付き。ちなみにKさんのヒットパターンは、スローのタダ巻きで、今日はワンダーのジャークは不発だったそうだ。 と、いうわけで今日はデッドスローの勝ちであった。Kさんいわく、最近はスローの方が調子がいいとの事ある。時合の短さといい、パターンの変化といい、すっかり涸沼も晩秋パターンになってしまったようである。この先いつまで釣れ続くのかわからんが、時間と釣り方を外さなければ、もう少しここもいけるという事がわかった。 <使用タックル> MT−86+ファイヤーライン16LB+ナイロンリーダー25LB+K−TEN 9センチ(チャートバック、ゴースト) |